薪ストーブの薪はどこから? 貯木場通いの冬
※ 2025〜26年の冬の記録です。
薪はただ、労力は別
薪ストーブを入れてから、薪は一度も買っていません。庭の支障木を切ったものと、町の貯木場(工事などで伐った木を集めて、無料で持っていけるようにしている場所)からもらってきたものを割って使っています。始めたころの話は薪ストーブ用の薪割りに書きました。

薪棚は幅 1.8m・高さ 1.8m のものが7本あります。シーズン前は2本が空いていたくらいで、その後の薪割りでほぼ埋まりました。ところがこの冬は寒く、薪の減りが速くて、気がつくと2本が半分くらい、1本が焚き付け用の小枝で埋まっているだけ。あとはがらがらです。7本では1シーズンが厳しい、ということが分かりました。

薪を買うことも考えたけれど
残りが心もとなくなってきたので、薪を買うことも考えました。近くの薪屋さんを調べてみたのですが、安く分けてくれるところは会員制で、会員の募集は3月から。すぐには買えません。
それに、薪って高いんですね。これまでただで手に入れていたので、値段を見てあらためて驚きました。仕方ありません。寒いけれど、薪割りに精を出すことにしました。
貯木場の松
まずは、貯木場からもらってきてあった松です。玉切りした状態のものが30本くらいあって、そのうち20本くらいをシャトル(軽トラは持っていないので、ホンダのシャトルです)の荷室いっぱいに積んで運んできました。直径は 25〜35cm くらい。生木に近く、1個 20〜30kg はありそうで、運ぶのは本当に大変でした。
薪割り機は持っていません。道具は斧とくさび、それにチェーンソーです。松は節が多いので、節のところをチェーンソーで切り込み、くさびで大きく割ってから、斧で細くしていきます。どうしても割れないものは無理をせず、ストーブに入る太さならそのまま乾かして使います。長めに乾かしておけば、十分燃えてくれます。
割った直後の含水率は 40% 以上あったと思うのですが、1か月ほどで、含水率計で 20% を切るようになりました。表面だけかもしれませんが、ストーブに入れてみると、それなりに燃えます。
「即戦力」の枯れた松
ある朝、貯木場に行ってみると、伐ってからだいぶたっているらしい、からからに乾いた木を見つけました。おそらく松で、いちばん太いところで直径 30cm くらい、全部で 10m 分くらいあります。40cm くらいに玉切りして持ち帰り、さっそく割って燃やしてみると、よく燃えます。含水率は 15〜17%。理想的な状態です。
樹皮がはがれるくらい枯れた木は、みなさん敬遠しているようなのですが、割ってすぐ燃やせる「即戦力」です。貯木場の「お宝」です。
ほかにも、ちょうどいい具合に朽ちた丸太を見つけたことがあります。雨で湿っていましたが、玉切りして積み込み、すき間に細めの丸太をそのまま詰めて帰ってきました。おろしてみると結構な量で、薪棚の半分以上は埋まりそうです。朽ちた木は水を含んでいても、割って薪棚に置いておくと、あっという間に含水率 20% を切りました。火力が強くてよいのですが、そのぶん早く燃え尽きてしまいます。
シイタケのほだ木がたくさん捨てられていたこともあります。時間がたって、シイタケが出なくなったものでしょう。こちらにとっては即戦力です。シャトルいっぱいに持ち帰り、細いものは 40cm ほどに切り、太いもの(といっても直径 15cm くらい)は半分に割って薪棚へ。これで棚の半分くらいが埋まりました。かなり朽ちていますが、広葉樹なので、そこそこ使えそうです。
貯木場は金曜日がねらい目
何度か通ううちに、貯木場にも波があることが分かってきました。月曜日に行くと、ほとんど何も残っていないことが多いのです。残っているのは節だらけのものや、何年も放置されているらしい、手が出ないほど太い丸太くらい。その週の作業で持ち込まれた木がたまる、金曜日がねらい目のようです。木曜日に出かけたら休みだったこともありました。
運ぶときは、シャトルの荷室をブルーシートで覆い、玉切りを3段くらいに積みます。これで薪棚1本分くらいです。直径 35cm の生木に近い松はかなり重くて参りましたが、即戦力の枯れた松は 25cm くらいのものが多く、軽くて助かりました。
半端な薪も燃やし方しだい
長さをそろえたり節を落としたりしたときに出る、長さ 10cm ほどの小さな薪(ころ薪)も捨てずに燃やします。含水率は 25% くらいでしたが、表面積が広いせいか、なんとか燃えてくれます。
まだ少し湿った薪は、乾いた薪と混ぜて使います。乾いた薪でストーブを 200℃ くらいまで温めてから、湿った薪と乾いた薪を 1:1 で入れると、温度を十分に保てました。空気を絞り切らずに燃やしたので、効率はよくないかもしれませんが。
来シーズンに向けて
この冬は、バッフルや炉室のバーミキュライト板でストーブに手を入れたおかげで、薪の消費量が3割がた減ったように感じています。来シーズンは、もう少し余裕をもって冬を越せるかもしれません。それでも、貯木場のパトロールはやめられそうにありません。