薪ストーブ SB183-035 バーミキュライト板でバッフルを自作
- 製品名
- 薪ストーブ SB183-035
- 種類
- 住宅設備
- 使い続けた記録
- 薪ストーブ SB183-035 2本目/全2本
※ 2025年11月にバッフルを作ったときの記録です。
薪ストーブ SB183-035 は順調に使っていたのですが、ひとつ気になることがありました。炎が煙突に流れ込んでいて、煙突がかなり熱くなるのです。煙突を買った山のえんとつ屋さんに以前聞いたときは、問題ないということでした。
それに、このストーブは2次燃焼に対応しているはずなのに、ふつうは付いているバッフル(炉の上部で炎の流れを変える板)がありません。煙突から煙はほとんど出ないので、2次燃焼は効いているのだろうとは思うのですが、本当かいな、という気もしていました。
きっかけはブログの記事
バーミキュライト板でバッフルを自作しているブログの連載を見て、この手があったかと準備を始めました。ドブレ 760CB というストーブの鋳物のバッフルを、バーミキュライト板で作り直した記録で、7回に分けて材料選びから取り付けまでが書かれています。
読んでいて参考になったのは、たとえばこんなところです。
- バーミキュライト板は「木材程度の堅さ」で、カッターでも切れる
- いきなり板を切らずに、まず木で型を作って炉に入れてみたら、横に指が入るほどのすき間が見つかった
- 板を載せる支えには、ホームセンターで買える厚さ 3mm の鉄の L アングルを使った
ところが、バーミキュライト板は結構高く、30cm×100cm ほどの板で16,000円くらいします。バッフルは 55cm×30cm 程度なので、支えの部材を考えても余裕はあるのですが、16,000円はやはり高い。
ためらっていたところ、山のえんとつ屋さんで、ほかのストーブ用の 24cm×31cm の板が2枚 3,500円で出ているのを見つけました。24cm では2枚でも足りず、支えの部材も要るので2セット買って 7,000円です。

作る(2025年11月23日)
板は高いので、いきなり切るのはこわい。ブログにならって、まずスタイロフォームを切って炉の中に置いてみて、それを型にしてバーミキュライト板を切りました。
板は3枚つなぐことになるので、支えに 3cm×3cm の鉄の L アングルを使いました。近くの店には無く、少し遠くのホームセンターで 90cm のものを 547円。お店でも切ってくれるのですが、100円かかるので、持ち帰ってディスクグラインダーで切りました。
バーミキュライト板は、ストーブや暖炉の内張りに使われる断熱材です。うちの板のメーカーは分かりませんが、海外の大手メーカー Skamol の板は、最高使用温度が 1100℃ で、炎が直接当たっても分解しないとされています。それでいて、ふつうの木工の道具で切ったり削ったりできます(Skamol の板の説明)。
左右の支えのバーミキュライト板は、ストーブの設置のときに煙突の接続に使った耐熱セメントの残りで接着。その上に板を載せて完成です。なかなかきれいにできました。


燃やしてみると
炎の上がり方がとても強く、温度もすぐ上がります。200度くらいまで30分もかかりません。そのわりに、薪が燃え尽きるのは遅くなった気がします。
煙突の温度はかなり下がり、ストーブのすぐ上の部分で50度ほどになりました。炉の中での2次燃焼が増えたのでしょう。バッフルの役目は、燃え残りのガスを炉の中に長くとどめ、熱を炉の中へはね返すことだそうです(バッフルの解説(英語))。炉の中が熱いまま、ガスがそこで燃え切るので、煙突まで炎が行かなくなったのだと思います。それでも2階の寝室もそこそこ暖まっているようで、とてもよい感じです。
翌日、明るいうちに煙突を見てみると、煙はこれまでどおりほとんど出ていません。バッフルの新設は大成功です。
気になるのは支えの L アングルがいつまでもつか。参考にしたブログでは、厚さ 3mm の L アングルが3シーズン目に歪んできて、5mm のものに替えたそうです。外した古いほうは酸化してやせ、2mm くらいに見えたとか(その記事)。バーミキュライト板のほうは問題ないようなので、うちも L アングルの交換で済むかな、と思っています。
おまけ:炉の底板は元に戻しました(11月27日)
熾火の残り方がどうもよくありません。炉の底板がすのこ状になっているのが原因ではないかと考え、捨てるつもりだった鉄板を敷いてみました。ところが、当然ながら空気の取り入れが邪魔されて、燃え方は悪く、温度も上がりません。
それならと、鉄板を 8cm ほどに切り分けて隙間をあけてみました。細い薪ならまあよいのですが、太い薪だとやはりだめ。熾火もやはりあまり残りません。これは薪の質のせいかもしれません。
というわけで、完全に元に戻しました。背面から外していたレンガも戻しています。こちらは失敗でした。
次は、薪が転がり落ちるのを防ぐガードの話です。