獺祭 純米大吟醸45 : 旭酒造 : 山口県

今日のお酒は、獺祭 純米大吟醸45。飲むのは久しぶりです。冷やしていただきましたが、おいしいです。爽やかな吟醸香と甘みがいいですね。
以前飲んだ時は、これほど甘みを感じなかったように思うのですが、このところ、辛口の本醸造などを飲むことが多かったので、そのように感ずるのかもしれません。
獺祭は、安倍首相の出身地のお酒ということもあってか、オバマ大統領やプーチン大統領など、海外首脳に贈られたりして、知名度がすごく高いお酒です。そして、醸造元は吟醸酒しか作っていません。
幻の酒化して、すごく値段が上がってしまいそうですが、近代的な醸造技術で量産して需要に応え、今でも適切な価格で広く購入できるようです。私も、手ごろな価格で、しかも簡単に入手できていますし、ありがたいことだと思っています。
日本酒の蔵というと、歴史のある木造建造物で、いかにも蔵付きの酵母がいて、それを熟練の杜氏が生かして醸造する、といったイメージがありますが、獺祭の蔵は、近代的な建物で、中は工場のよう。ITを駆使して、醸造のコントロールをしているのだそうです。
そして、なんと杜氏もいない。
こうした醸造方法には、賛否両論があるかと思いますが、私的には、おいしいお酒がいつでも手軽に飲めるのが、一番だと思います。
歴史ある蔵も杜氏も、日本酒の革新の歴史の中で生まれて、過去の手法を克服して普及してきたものでしょう。より良い手法がうまれれば、それを採用していくというのも、日本酒の将来にとって必要なことだと思うのです。
獺祭は、この方法が一番いいと考えたから、導入した。そして、今のところは成功している。これでいいじゃないですか。
歴史ある蔵ももちろん好きですし、そうした歴史を守り、伝統的な手法を守っていくのも、また蔵の生き方としてはありかと思います。
いろいろな考えや手法で、全国の蔵元が競い合う中で、おいしい日本酒がどんどん生まれて、私のもとにやってきてもらいたい。おいしいお酒を飲みたい私の正直な気持ちです。
醸造元 : 旭酒造(https://www.asahishuzo.ne.jp/)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません