真野鶴 純吟中取り 瓶燗火入原酒 : 純米吟醸酒 : 新潟県

今日のお酒は、真野鶴 純吟中取り 瓶燗火入原酒。新潟県は佐渡のお酒です。純米吟醸酒ですが、上槽時に最も品質が安定している中鳥部分を無濾過のまま瓶詰めして、火入れしたものということです。原酒なので、アルコール度数は17.5度と高いです。
軽く冷やして、ガラスの猪口で。やや濃い味わいながらフレッシュ。甘みを感じます。あまり口に残らず、すっと消えていく感じが心地よいです。くいくいいくタイプの酒ではありませんので、じっくりとやります。
今日の肴は、鯛のおつくりに、鯛の兜の塩焼き。養殖ものなので、やや脂がのりすぎている感もありますが、それがこのお酒によく合うような気がします。
お酒を含むと脂がすっと消えて、お酒の余韻が静かに消えていく感じで、とてもよいです。
蔵元は、1892年(明治25年)佐渡の旧・真野町で操業。老舗ですね。酒造りのモットーは、「四宝和醸(しほうわじょう)」とのこと。これは、酒造りの三大要素と言われる「米」「水」「人」に、酒の生産地である「佐渡」を加えて、四つの宝の和をもって醸す意味合いを持っていて、このお酒の瓶のラベルのある家紋・四つ目がそれを表しているのだそうです。
日本海というと、鯛というよりは鰤のイメージですね。今度は、脂ののった寒鰤を肴にやってみたいですね。
蔵元 : 尾畑酒造(https://www.obata-shuzo.com/home/)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません