鰹(かつお)のお刺身

2013年12月30日

目には青葉 山ほととぎす 初がつを
かつおの季節到来です。江戸っ子は、女房を質に入れても食べたとか。幸い、今では、そこまでしなくても食べられます。それどころか、かつおはマグロなどに比べるとだいぶ安く、お手軽に食べられる部類ですね。
かつおというと、初夏の初かつおというイメージがありますが、小さいものも多く、おいしいものは少ないように思います。
でも、たまにすごくおいしいかつおもあるんです。
近所のスーパーで、千葉県勝浦産のものすごく大きな初かつおを見つけました。どれぐらい大きいかというと、ふつうの初かつおの4倍というサイズです。
かつおのさくは、三枚におろして、それをさらに2分割、というのが普通です。つまり、かつおをたてに4つにわけた状態で、売られています。
ところが、今回のかつおは、これをさらに縦、横に2分割して売られていたのです。こうしないと、さく用のトレーに乗らなかったのでしょう。つまり、1匹を16分割して売っていたことになります。
鮮度もよさそうだし、ちょっと興奮気味に2さく買ってきました。
これをどうするかというと、これはもう、おさしみしかありません。
つまも飾りもなく、厚く切って、どんどんお皿に盛り付けます。
大盛り初かつおのお刺身の完成です。

katsuo_sashimi.jpg

一見、まぐろの赤みのお刺身にみえますが、かつおです。初かつおは、身の色が薄めのことが多いのですが、これはもう、本当に真っ赤です。
うちでは、これをおろししょうがとわさびをいれたお醤油で食べます。これはもう、むちゃくちゃにおいしいです。
たくさん買ったので、残ったら、かつおのたたきかつおのまりねにでもしようと思っていのですが、ぺろりと食べてしまいました。
一緒に、九十九里のお酒梅一輪もいただきましたが、とってもよく合って、いい感じです。
大きくて、色が濃くて、きれいなかつおを見つけたら、ぜひお刺身でお試しください。