鰹(かつお)のお刺身
目には青葉 山ほととぎす 初がつを
かつおの季節到来です。江戸っ子は、女房を質に入れても食べたとか。幸い、今では、そこまでしなくても食べられます。それどころか、かつおはマグロなどに比べるとだいぶ安く、お手軽に食べられる部類ですね。
かつおというと、初夏の初かつおというイメージがありますが、小さいものも多く、おいしいものは少ないように思います。
でも、たまにすごくおいしいかつおもあるんです。
近所のスーパーで、千葉県勝浦産のものすごく大きな初かつおを見つけました。どれぐらい大きいかというと、ふつうの初かつおの4倍というサイズです。
かつおのさくは、三枚におろして、それをさらに2分割、というのが普通です。つまり、かつおをたてに4つにわけた状態で、売られています。
ところが、今回のかつおは、これをさらに縦、横に2分割して売られていたのです。こうしないと、さく用のトレーに乗らなかったのでしょう。つまり、1匹を16分割して売っていたことになります。
鮮度もよさそうだし、ちょっと興奮気味に2さく買ってきました。
これをどうするかというと、これはもう、おさしみしかありません。
つまも飾りもなく、厚く切って、どんどんお皿に盛り付けます。
大盛り初かつおのお刺身の完成です。
一見、まぐろの赤みのお刺身にみえますが、かつおです。初かつおは、身の色が薄めのことが多いのですが、これはもう、本当に真っ赤です。
うちでは、これをおろししょうがとわさびをいれたお醤油で食べます。これはもう、むちゃくちゃにおいしいです。
たくさん買ったので、残ったら、かつおのたたきやかつおのまりねにでもしようと思っていのですが、ぺろりと食べてしまいました。
一緒に、九十九里のお酒梅一輪もいただきましたが、とってもよく合って、いい感じです。
大きくて、色が濃くて、きれいなかつおを見つけたら、ぜひお刺身でお試しください。
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